『ATELIER MOKU』革の選び方。

『ATELIER MOKU』革の選び方。

By 松田 卓也 投稿日: / 最終更新日:

今季より取扱い開始しました『ATELIER MOKU』。

何度も改良を重ねながら、使いやすさの高みに到達していく機能性もさることながら、革にもこだわりが強く、同じモデルで複数の革から自分が好きな革、カラーをお選びいただけるところもポイントです。

本ブログでは、看板モデル「小さく薄い財布SAKU」で使用している革を紹介させていただきます。

自分にぴったりの革を選んでもらうときの参考にしてもらえればと思います!


【Pueblo(プエブロ)】

    イタリアトスカーナの名門タンナー「バダラッシ・カルロ社」の「プエブロ」。

    未使用の状態だと和紙のようにも見える表面のテクスチャが特徴。
    これはバフィングと言って表面を軽くやすりがけすることで出来る表情ですが、この軽い「傷」から手の油分がどんどん入っていき、ドラスティックな経年変化を楽しむことが出来ます。

    使い込むとまるで小傷なんて最初から全くなかったかのように1枚の板のように美しい光沢が出ます。
    最初とあまりにも変化するので、同じ革に見えないほどです。

    革のエイジングではよく、「色が深くなって光沢が増す」という表現を決まり文句のように聞きますが、このプエブロがその言葉を最も伝わりやすい形で体現できる革の1つだと思います。


    【Buttero(ブッテーロ)】

      「ワルピエ社」の「ブッテーロ」。

      こちらもイタリア革の中でも人気のある革で、パッと触った感じは割と硬質な手触りでツヤ感もそれほど強くなのですが、オイルが多めに入っているので、経年変化を思いっきり楽しんでいただけます。

      個体差があまり激しくならない程度に透明感のある表面の仕上げでうっすらと原皮由来のトラや血筋が見えるのも革好きだけでなく幅広く支持される所以です。

      オイルが深めなのに手触り、タッチ感がサラッと爽やかなのも特徴です。

      カラーによってファスナーの色も変わりトータルのデザインで完成度が高くなっています。


      【Noblessa(ノブレッサ)】

        ドイツ「ペリンガー社」の「ノブレッサ」。

        ①②のイタリア革とは少々趣が異なり型押しの表面に顔料で上品で繊細な表情に仕上げた革です。

        経年変化はイタリア革のようにわかりやすくないですが、こちらも革のグレードはとても高いのでゆっくりと変化しながら長くご愛用いただけます。

        女性や、キレイめのスタイルの方に人気のある革です。

        「革」というと、国やタンナーによって色々個性がありますが、2つに分けるとしたら「味」が出やすいものと、そうでないものにわけられると思います。

        革自体にはもちろん良い、そうでないはあるのですが、そこは単純に「味」が出る、出ないだけで判別できるわけではありません。

        「上質な原皮を使って、丁寧になめし、長く愛せるもの。」

        が良い革の定義になると思います。

        この「ノブレッサ」はわかりやすい経年変化は出にくいですが、生後6か月以内の子牛の革を使用し、高い技術で作られた世界中の一流メゾンが使う一級品の革。

        とても良いものです。


        【Rugato(ルガト)】

        ベルギーで唯一のタンナー「マズール社」の「ルガト」。

        革の宝石とも呼ばれる、美しい発色と透き通るような質感が非常に魅力的です。

        この革、個人的にもとても好きなんですよね。

        強めの光沢の表面仕上げはとても透明度が高く、原皮の表情がとても分かりやすく表現されています。

        「トラ」「血筋」個体差がとても出やすい革です。

        これは好みはあるかも知れませんが上下があるわけでは無く、その1枚1枚の個性が唯一無比のオンリーワンです。

        革がお好きな方には、自分だけの唯一の経年変化を愛する方も多く、そういった方にはドンズバで刺さる革です。


        【黒桟革(くろざんがわ)】

          我らが日本からのエントリー。兵庫県姫路市の「坂本商店」が製造する「黒桟革(くろざんがわ)」。

          「革の黒ダイヤ」と称され、表面のシボの光沢が小さいダイヤにようにきらめくため息が出るような美しさが言葉を失うくらい素晴らしい革です。

          光沢は熟練の職人が何度も塗り重ねる「漆」によるもので下地作りも含めて4カ月の工程を経て完成します。

          戦国時代には大将くらいの甲冑にも使われていたという時代のロマンも感じさせる日本が誇る革です。

          価格も少し上がりますが、この表情に魅せられたら欲しくなっちゃいますね。

          強度的にも摩擦に強く耐久性はお墨付きなので勢い余って選んでも後悔はないはずです。


          薄くて小銭、カード、お札。すべてにアクセスしやすい『ATELIER MOKU』の「小さく薄い財布SAKU」。本当に良く出来たプロダクトだと思います。

          財布、良いモノをセレクトしているつもりですが、その人によってどれがピッタリか変わってくることもあります。お財布でお悩みの際はメール・お電話、もしくはお店で是非お気軽にご相談ください。その際、折り財布、長財布、どちらが良いということ。そして「カード」を何枚入れたいかだけ確認いただけているとおススメがスムーズです。

          もちろん、他の要素もこだわりたいところを教えていただけるとよりおススメの特定がしやすくなります!

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