
アクビみたいに伝播していく奇妙な(Aquvii)の世界。

ボンジュール。こんにちは。コルネ松田です。
今回は、コルネで数年にわたりご紹介している「Aquvii」をあらためてご紹介させていただきます。
けしてギャグにならない絶妙なバランス感。
世界中を旅して探し集めたアンティーク、ヴィンテージのパーツやインスピレーションなどの「ギフト」を、オリジナルプロダクトに変換して発信する「Aquvii」。
「ユニーク」だけど、決して「ギャグ」じゃなくて、あくまで「ジョーク」で「モード」で「ファッション」なアクセサリーたち。
一見すると何かわからないけど、まじまじとよく見て気づいたときに「くすっ」となる、ちょっとひねりのある愛すべきモノ。
「Aquvii」と言う名前には、アクビのように、人から人へと少しずつ伝染していけばいいな、という思いが込められているそうです。

Aquviiはアクセサリーや洋服、オブジェなどのデザインを手掛ける川辺恭造さんとなかむさんの二人を中心にしたお店でありブランド。

結局「Aquvii」って何?
代表の川辺恭造さんに「Aquvii」はどういうブランドですか?と訊いたら「……うーん、なんですかね、……雑貨屋?」と自分たちでも上手にカテゴライズ出来ていないとの返事でした。
コルネも「何屋?」って訊かれたら、困ってしまいとりあえず「雑貨屋」と答えているので、そこにシンパシーを感じながら、自分が「面白い」と感じて興味を惹かれたことを素直にカタチにしている彼らを尊敬しつつ羨ましく感じています。
コルネにとって「Aquvii」はいつも新しい刺激をくれる友人であり、こっちも負けずに面白いことを発信したいと思わせてくれるライバル(こちらがそう勝手に思っているだけですけど)だったりします。
アクセサリーだけでなく、デニムのカテゴリを飛び超えたデニム「Aquvii Jeans」や、バッグやケースの袋物。石膏を使ったインテリアやオブジェ。業界を超えたコラボアイテムだったり、近々では自宅で作れるジンジャーエールのもと「Ginjyaal(ジンジャール)」なんて変わり種まで(なかむさんがお料理研究熱心で、そのお料理がとってもおいしいんです!)。

↑この鹿のライト、WEBには掲載してませんが、お店にはあります。ご興味ある方はお問い合わせください。
境界や限界を決めずに自由に活動する彼らに敢えて名前を付けるなら、ちょっとダサい言い回しですが
「面白いこと屋」
……て感じなのかなあ、と思いました。
絶えず、アンテナを張って面白いことを提案し続ける「Aquvii」。
それでは、そんな『Aquvii』のアイテムから新作や定番、選りすぐって何点かご紹介していきます。
いきなりあまり「コア」なアイテムを紹介すると引かれてしまいそうなので、最初はみんな大好き星座のイヤーカフ。
税込2200円というプチプライスと、星座というパーソナルアイテムの組み合わせは自分用はもちろん、友達や家族へのちょっとしたプレゼントにもおススメです。
10mmのちょこんとしたサイズで細い線で構成されていて、さりげなく程よいアクセントとして毎日着けることが出来ます。
カップルでお揃いにしてくれる方も多いです。

小さいアイテムなので落とさないよう装着時に痛くない程度にキュッと絞めると安心して使えます。
12星座、シルバーとゴールドの2色がラインナップ。このアイテムに限らず「Aquvii」では真鍮をアクセサリーのメイン素材に使用しているので、ゴールドは使うことでアンティーク調にいい具合にヤレて行きます。
逆にシルバーはメッキなのでキランと綺麗に輝きます。
星座や血液型、干支など、パーソナルなアイテムは着けることで気分が上がりますが、「Aquvii」らしい変化球のこちらのテーマは「曜日」。
日曜から土曜まで7種類、曜日によって異なるカラーでラインナップ。
月曜はブルーマンデー、金曜はブラックフライデーのようになんとなくその曜日をイメージするようなカラーになっています。
もちろん自分の好きな色を着けても良いのですが、自分や家族の誕生日やカップルの記念日など、自分にとって意味のある日をググって曜日をチェックして選ぶのもおススメです。サイズフリーなのも嬉しいです。

自分や相手、仲間にしかわからないクローズドなメッセージを込めるとテンションも爆上がりです。
Aquvii立ち上げ時から取り扱っているアーティスト「sigeru simada」の名作リング。
1mmの極細リングはブラスとシルバー925、1号から20号まで1号刻みでラインナップ。
1本でさりげなく着けても良いし、重ねづけしてボリュームアップしても素敵です。
極細ではありますが、叩きで仕上げて、表面に面があるので、光をランダムに返し、それがなんとも言えない色気に繋がっています。

しかもこのリングを着けていると良いことが起きるというジンクス付き。実際お店でも3年間彼女がいなかった男子が、これを買って1ヵ月で彼女が出来た実績あり。
信じるも信じないもアナタ次第です。
定期的にインフルエンサーが取り上げてくれてバズるこちら。
チョーカー的に首に巻き付けるネックレスですが、ちっちゃな玉が首の周りを取り囲むように飾ってくれます。留め具はアジャスター仕様なので、首元の開き方によって長さを調節できるのも嬉しい。
アイディアはユニークですが、シンプルでミニマルなデザインなので、どんな洋服にもマッチして、他のネックレスともバッティングしないので重ねづけしても可愛いです。

今期、定番のシルバー、ゴールドに新色「クリア」が追加されました!
山椒は小粒でもぴりりと辛い。Aquviiのピアスは小さめのアイテムでも、凝った意匠のモノが多く、着けているとさりげないアクセントになります。
お尻にレジンパールになった蜂のピアスは世界的に活躍する双子のアートユニットHAMADARAKAとのコラボ。
造形も超が付くほどリアルで迫力十分。友達とご飯を食べている時などにジーっと見つめられること必至です。

基本的に片耳売りのモノが多いので、例えばこの蜂のピアスだと手持ちの花のピアスと合わせてストーリーを作ったりしても素敵です。
こんなピアスもおススメ⤵
少しずつ「Aquvii」ならではのユニークなアイテムも紹介していきます。
「バスプラグ」、と言ってもピンと来る人、そうでない人いると思いますが、なんとこちらは「お風呂の栓」がモチーフです。昭和世代には懐かしいー。
でもお店にいると結構若い人でも家のお風呂がまだこれだって人にも巡り合います。
お風呂の栓なのでチェーンもしっかりボールチェーン。なかなか地味に芸が細かいのが「Aquvii」らしい。

トップも7mmとかなり小さいので、本当に注目しないと何を着けているのかわかりません。
このテイストにグッと来た人はここら辺もおススメ⤵
あなたが落としたのは銀のスプーンですか?それとも金のスプーン?
このスプーンのピアスにはなんとチェーンのパスタが巻き付いています。
しかも銀のスプーンには金のパスタ。金のスプーンには銀のパスタが。
パスタはしっかり裏で留められているので、耳に着けている時に道に落とす心配もありません。いつでもお腹が空いたら食べてください。

スプーンの柄の部分にしっかり模様が彫り込まれているのもなんか嬉しいですね。細かいのでかなり近づかないと見えませんが。
同モチーフのネックレスもあります。
食べ物繋がりでコーヒーフレッシュのネックレスも!
三日月と満月、こちらは2種類のネックレスではなく、月の満ち欠けを表現するようにペンダントの中央がクルクル回ります。
女性の体調と月の満ち欠けはリンクしているとも言われますし、新月は新しいスタートを切るチャンスだとか。そして満月はゴールを示すので、自分の振り返りをするのもおススメです。
その日の自分の体調やテンションに合わせて、どちらの表情を見せるか選んで下さい♪

チェーンはやや長めでシンプルなカットソーと合わせると素敵なアクセントになります。
「Aquvii」にはストーリー性のあるクセつよのアイテムが目白押し。
ここ数年、ファッショニスタを中心に注目が集まっている「ブローチ」からも1点紹介。ブローチというとおばあちゃんがいっぱい持ってた、と言われる方も多いですが、最近は本当に若い人がヴィンテージのブローチを見に来てくれるようになりました。
人類の進化をモチーフにしたブローチは歩くたびにチャームがゆらゆら揺れて歩いているみたい。
繊細なデザインはコーディネートにちょっとキレイめな雰囲気を足すのにも大活躍です。

先頭を逆向きにするとサザエさんみたいにもなります。
同じモチーフのネックレスバージョンもあります。
接客時に「Aquvii」のデザインの面白さを伝えるときに引き合いにいつも出しているのがこちら。
パッと見、何に見えますか?ほとんどのお客様は「お花?」と言われますが、こちらはなんとパプリカの輪切りなんです。
中央には種を模したパールビーズ。さっきまで花にしか見えなかったのに、一度知ってしまうと、もうパプリカにしか見えないこの不思議。

サイズ的にはやや大ぶりですが、透かしのデザインなので大げさにもならず悪目立ちしません。
このデザインは両耳で着けてもらうのもおススメ。
種がシルバーになったバージョンも。
合わせて「コレ」、にしか見えないそのままのピアスも紹介。
「続・これ何かわかるかな」シリーズ。
上のアイテム名を見ずに考えてみて欲しいです。
……こちらはなんとコルネがる石川県にも馴染みがある牡蠣貝のイヤーカフ。あの荒々しい殻のギザギザを表現して、牡蠣も真珠を作るということでパールをマウント。
カタチも意識してかせずか馬蹄型になっているので、U字部分に幸せを貯めるラッキーアイテムとしても。

↑着けると、いよいよ何をモチーフにしているかわからない。でもエレガントで美しいアイテムです。
自分だけが何かわかっているこの楽しさよ。
ネックレスもあります。こっちはより馬蹄ライク。
男性は狩猟時代の名残で揺れるものを見ると目で追ってしまうそうです。ポニーテールしかり、揺れるイヤリングやピアスしかり。
でも、目で追った先がこんなユニークだったら……見る方も見られる方もとっても楽しくなって、笑顔になること間違いなし。変に色気が無くってセクシーというよりラブリーなのも健康的で良きです。
空中ブランコの女子がとにかく揺れまくります。

不安定に揺れる空中ブランコに注目していると吊り橋効果でもしかしたらトキメキも倍増するかも知れません。
UPとDOWNの2種類がラインナップ。どっちも可愛い!
クリスタルの殻を背負ったカタツムリ。こちらは実はリングです。
「Aquvii」らしい遊び心を強く感じさせるリングです。
実はこのカタツムリ。元ネタがありまして、Aquviiが海外で見つけてきたカタツムリのオブジェが正にこういうクリスタルを背負っているんです。
海外を周ってインスピレーションを集める「Aquvii」らしさが詰まったキュートなリングです。

気品も感じさせますね。カタツムリですけど。
カタツムリがリングに擬態したように、三つ編みもリングに擬態しちゃいます。
世界を股に掛ける「Aquvii」にはこんなワールドワイドなアイテムもあります。
台湾人の辛口手相占い師、フェイフェイさんが監修した強運の手相を彫り込んだ開運手相ピアス。
手の甲には「讃」の文字も彫り込まれ、勝手に徳も積めちゃいます。どっちの面を前にするかも貴方のセンス次第。

「Aquvii」のアイテム全般に言えるのですが、このピアスも男女ともに人気あります。悪目立ちせずに個性を主張できるバランス感覚も「Aquvii」ならでは。
人体モチーフも多くラインナップする「Aquvii」ですが、この噛みつきリングは癖が強いのに、男女問わずコンスタントに選ばれるロングセラー。
置いてあると完全に「入れ歯」ですが、実際に着けると自然にダブルリングに見えるというデザインの妙。
ここまで読んでくれているあなたにはこれぐらいの刺激は必要でしょう!

ちょっとごつめでワイルドな色気のあるリングです。
合わせて「Aquvii」の人体モチーフアクセサリーの仲間たちもご紹介。
グロとポップの狭間をうまくすり抜けていくのも「Aquvii」。人体モチーフモノはリアルに作りすぎるとキワモノになってしまうので、バランスが大切です。
この心臓のネックレスはなんと懐かしのロケットになっていて、中にお気に入りの写真なんか入れちゃえます。
ロマンチックさも適度なグロさで照れ隠し。

この昭和なアイディアも同世代らしくシンパシーを感じます。逆に若い方には新鮮でしょう?
ギミックが楽しいアイテム達を合わせて紹介。
本ブログ、最後のリコメンドアイテムは「指」のリング。指に指を着けるっていう重複感とやり過ぎ感。
川辺さんとなかむさん、「Aquvii」のお二人の指から型取りした2サイズでラインナップ。
正直、売れるか売れないかで言うと、かなり人を選ぶアイテム。「Aquvii」のお店でもこれを見る方はかなり選ばれし猛者とのことです。
でもこれをあえて作っちゃう「遊び心」こそが「Aquvii」なんです。
商売も大事だけど、それより自分がどれだけ楽しめるか。そんな遊び心がグッと心を鷲掴みするアクセサリーを生み出します。
しかも着けると指が立っちゃいます。

この悪ノリ感。ファッションとしてのバランス感を大切にしつつ、たまにはみ出してしまう悪趣味と紙一重の遊び心。
やっちゃった……感では双璧のこちらも是非見て見てください。
長々と、たくさんのアクセサリーを紹介してきましたが、「Aquvii」の面白さはこれだけでは語りつくせません。紹介しきれなかったアイテムもまだまだ沢山ありますし、これからもどんどんユニークな遊び心溢れるアイテムをどんどん生み出していってくれると思います。
そんな「Aquvii」のアクセサリー、「Aquvii」の二人と一緒にみんなでいっぱい楽しく遊びましょう!

最後になりましたが「Aquvii」はお洒落で面白いだけでなく、人間味にも溢れていて、今年頭の「令和6年能登半島地震」で石川県全体がダメージを受けたときも、チャリティアクセサリー「Lien Necklace」を一緒に作ってくれて、POP UPの収益を義援金として寄付してくれました。
人間的にも尊敬できる方々なんです。

おかげさまで好評いただいた「Lein Necklace」は当初予約分のみの生産でしたが、現在、調整してもう少しだけお店でも販売できるように調整中です。こちらも是非ご期待くださいね!

気合が入ってなかなか長文のブログになりましたが、最後まで読んでくださった皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました!
それではアデュー。