「sugata」。モードでサスティナブルなお財布と小物。

「sugata」。モードでサスティナブルなお財布と小物。

By 松田 卓也 投稿日: / 最終更新日:

今回のブログは2023年3月27日発行のメールマガジンからの加筆修正となります。メールマガジンの購読はこちらから。

まだブランド誕生から7年目と若いブランドながら、ミニマルを突き詰めたモード感あるお財布や小物で、独自の存在感を放つ「sugata」。

今回は「sugata」から届いたほやほやの新作(と新色)をご紹介します。

「sugata」。存じ上げない方もおられるかと思いますので、簡単にブランドの説明から。

細部まで考え抜かれた、究極にシンプルなデザイン。

昔から「魂は細部に宿る」、と言いますが、非常に細かい部分まで詰めてデザインしきって、結果としてシンプルに落とし込んだ「sugata」のアイテムには、工業製品なのに、ある種アートピースのような佇まいを感じる、優れたデザインの製品だけが持つ凛とした美しさがあります。

ここで一旦上にスクロールいただいて、上のロゴを見てください。sugataのロゴのフォントを縦に積み上げているのですが、上から光を当てて出来た影がなんと「すがた」の

「す」

になっています。

この極端な言い方をすると「変態的」とも言える、こだわりが「sugata」の製品の特長を端的に表現していると思います。

そういった製品だからこそ、2020年にグッドデザイン賞を受賞したのも納得ですし、MOMAや21世紀美術館などの錚々たるミュージアムショップでの取り扱いも、とっても似合っています。

※グッドデザイン賞受賞の2つ折り財布「収める納まる」はこちら。

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよニューアイテムのご紹介です。
今回はニューアイテムが2種と、新色「銀スリ」が登場です。

色気ある表情が魅力の新色「銀スリ」。

まずは新色についてのご紹介。
今までは下の画像で言うと右側の型押し革が2色「ブラック」「グレー」がラインナップしていたのですが、これに革の表面をバフィングして微かに起毛させた「銀スリ」が仲間に加わりました。

左側の画像がその「銀スリ」なのですがヌバックまでいかない程度に革の銀面(表面)を微かに起毛させていますので、起毛革の代表である「スエード」のように表面が毛羽立っているような感じではありません。

光沢を抑えたマットな質感で、光の当たり具合でネイビーにもグレーにも見え、ちょっと色気を感じる雰囲気です。

元々のブラックは型押しで表面のシボ感を表現した革なので、どこか無機質なテイストで、それが「sugata」のモードなテイストに良く合っているのですが、新色の「銀スリ」も同じブラックながら、よりイタリア革のような味が出る革が好きな方にも気に入ってもらえるアイテムになっていると思います。

この「銀スリ」が加わったことで従来の型押し革の「ブラック」「グレー」、そして「銀スリ」の3色が選べるようになったのですが、実は「グレー」は今後、廃番色になることが決定しました。
「グレー」、グレーとベージュの中間ぐらいの「グレージュ」といった方がしっくりする女性に人気のカラーなのですが、ブランドいわく、色出しが微妙で色ブレが出やすいらしいんです……。なので、「グレー」に関しては、現在ブランドが持っている在庫が無くなり次第、終了となります。ブランドに聞いた感じだとまだしばらくはご用意出来そうですが、「グレー」が良い!という方は少し急がれることをおススメします。

というわけで今後の「sugata」レザーラインは「型押し」と「銀スリ」、選べる2つのブラックでの展開となっていきます。


いよいよニューアイテムのご紹介です。

究極のミニマリズム財布「単純化」。

これまた無駄を究極まで省いたミニマリズム爆発のアイテムです。名前も「ミニマルウォレット・単純化」
こちらは全てスマホ決済中心でカードを持たない派の人や、逆にカードがいっぱいあってそれをまとめるのにカードケースを使っている人。ここら辺がズバリ!ターゲットになると思います。特にここ一週間スマホ決済しかしなかったわ、という人には是非見て欲しいです。

小銭とお札の収納に特化してなんとサイズは細身のキーケースぐらい。100mm×47mmの小ささです。おまけに外側にD環も取り付けて鍵もまとめることが出来るという優等生。

これぐらいのスリムさならパンツのポケットに入れても外に響かないのでかなりスマートです。

商品ページには実際にお札や小銭を出し入れしている動画もアップしているので是非見て見てくださいね。


スタイリッシュで人と被らないキーケース「輪留め」。

そして、こちらは厳密に言うと新作では無いのですが、ブランド黎明期から展開されていましたがしばらく廃番扱いになっていた「キーケース・輪留め」です。

実は僕が最初に「sugata」に目を留めたのも、この「輪留め」なんです。シンプルなのに独特なフォルム。今までのキーケースと全く違う発想。すごく新しさを感じました。

板鍵を3~4本ほどシンプルにまとめることが出来るキーケース。

車のキーレスまでまとめて持ちたい派の人にはおススメしにくいですが、電車での移動がメインとなる都市生活者にはシンプルに無駄なく持てるこちらはかなりおススメ出来ると思います。なんたってスタイルがモードで格好良いです。先ほどのミニマルウォレット同様、細身なのでパンツのポケットに収納したときもシルエットに響きにくいのも嬉しいですね。


「sugata」はモードでサスティナブル。

他にも「sugata」は考え抜かれた小物が非常に多いのですが、「イマドキ」の発想のプロダクトだなー、と思うポイントに、程よくサスティナブルを意識しているところがあります。

例えば、定番の2つ折り薄財布「収める納まる」。

下の図を見てください。

左は「収める納まる」を開いた絵型ですが、右は革からお財布の部材を抜く際の型です。良く見るとわかりますが、この革からお財布4個分の部材が抜かれています。

隙間なく埋め尽くされて無駄(捨てる端革)がほとんどないことがわかります。

無駄なく素材を使いきって、かつ、最小限の縫製で形にする。

生き物の命を頂戴して作るお財布で無駄を出さないのは、正に「持続可能」にリンクしますし、何より、縫製工程も含めてコスト削減に繋がりますので、手に取っていただきやすい価格で提供することが出来るのでユーザーにとっても嬉しいですね。

使いやすいようにミニマルに考え抜かれ、更に地球にもお財布(家計という意味です)にも優しいコンセプトも兼ね備えた「sugata」のお財布と小物。

新しめのブランドなので、まだまだご存じない方も多いと思いますが、是非一度手に取って使っていただきたいコルネ一押しのブランドです。


昨年、ブレイクして現在欠品しているPVCコレクションのお財布も、4月ぐらいに再入荷を予定しており、今年は「sugata」はグッと躍進の年になるのではないかと思っています。

是非、お財布や小物をお探しの際はチェックしてみてください!

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