1900年代前半には細かい装飾が美しいアールヌーボースタイルのストーブを作っていたド・ヴィルですが、1960年代ごろには(当時としては)先進的でモダンなデザインの石油ストーブなどを販売しており、こちらのブルボンはその頃のものです。漆黒のバックにゴールドで明朝体をベースにしたシックなロゴがとてもカッコよいです。裏面には当時の製品ラインナップの中心「cuisinieres et poeles a mazout(ガスコンロや石油ストーブ)」の文字が入ります。石油ストーブの広告なのになんでこんなに美しくて愛おしいデザインなのでしょうか。