
ミニ財布のトップランナー。ご存知「m+(エムピウ)」の「millefoglie(ミッレフォッリエ)」。使いやすさは間違いないのですが、いざ選ぶとき、色は悩みますよね。ということで定番10色から、どれをチョイスすべきかcorneなりに考えてみました。
人気の3色から選ぶ。

「millefoglie」の定番カラー10色の中で、ズバリ売れ筋のカラーと聞かれるなら、「ブルー」「ナポリ」「グリージョ」の3色です。
色で迷ったときは一旦リセットして、この3色から選ぶとまず間違いありません。
「ブルー」は透明感のある「ブッテーロ」のブルーがとにかく綺麗!使い込むことで緑味が増して深い深い色に変わります。男性にダントツの人気。
「ナポリ」は明るいイタリアの太陽のような、思わずこちらが元気になってしまうイエローカラー。最初が明るい色目だけに使いこむと抜群の変化を楽しめます。
「グリージョ」はイタリア語で「グレー」。オリーブがかったスモーキーな味わい。革由来の表面の濃淡が良くわかる通好みでもある一品。実は女性人気一番です。
悩み尽きないブラウン系。

「ブラウン=茶」系のラインナップが豊富なのも、嬉しいようで悩ましいポイント。茶系で5色。手前の明るい方から「ナポリ」「サッビア」「コニャック」「タバコ×チョコ」「タバコ×ベージュ」。
いずれも革らしい色目で使い込む楽しみも深いです。経年変化を楽しむなら、より明るめの色の方が色が濃くなっていく過程をドラスティックに楽しめます。
最終的に同じところに行きつくわけではなく、彩度の高い色は鮮やかなまま、濃くなっていき、落ち着いた色目は、落ち着いた雰囲気のまま育ちます。
単純に「明るい→濃い」で「可愛い→渋い」と捉えることも出来ますが、一番渋い奥手のこげ茶「タバコ」はなんと内装も選べちゃいます。コントラストを楽しむ「タバコ×ベージュ」。可愛さも出てきます。とことん渋めなら「タバコ×チョコ」でしょう。
個人的には「サッビア」「コニャック」の少し淡いコンビも大人っぽい魅力に溢れていると思います。
クールなカラーから選ぶ。
変化楽しい明るめカラー。

並ぶと、なんだか柔らかい、女性的な雰囲気も感じる優しいこの3色「サッビア」「ロゼ」「ナポリ」。
女性人気は「グリージョ」と上で書きましたが、プレゼントしたいならこの3色で悩んでも良いかも知れません。
一番ロマンチックなのはピンクの「ロゼ」。なんといっても「薔薇」色です。内装は落ち着いた「パープル」で、可愛らしさと色っぽさを兼ね備えてます。
「ナポリ」はとにかく元気印の女性に使ってもらいたい。内装も明るいトーンです。
奥手の「サッビア」は、「ナポリ」と比べるとちょい渋め。落ち着いたキャメルという印象の優しい色使いです。
この明るい3色は使いだしが明るいだけに、使い込むことでの経年変化も抜群に楽しむことが出来ます。
革の質感から選ぶ。

定番10色で実は3種類の革を使っている「millefoglie」。色味とイタリア革にこだわるデザイナー村上氏のこだわりです。
手前の「ブルー」のみワルピエ社「ブッテーロ」。さらっとしたタッチ感が気持ち良いです。オイル感は薄目なので使い込むと綺麗に光沢が出ていきます。
左の2つ「ネイビー」「ロゼ」はバダラッシィ・カルロ社「ミネルバボックス」を採用。シボ感(革表面のシワ)が一番の特徴。薬品革表面を収縮させることで1点1点異なる風合い。
残りの7色は上と同じくバダラッシィ・カルロ社の「ミネルバリスシオ」。フラットな感じは「ブッテーロ」と似ていますが、少しオイル感が強めで表面はしっとり。明るめの色は薄化粧で血筋やトラと呼ばれる、革由来の違いが透けて見えるのも革好きにはたまりません。
「ミネルバボックス」「ミネルバリスシオ」はいずれもオイルが深めで小傷などは表面を指の腹で擦ることで簡単に消すことが出来ます。「ブッテーロ」も同様に小傷は消せますが、「ミネルバ…」と比べると、少し時間が掛かります。
長々と書いてしまいましたが、色選びに少しは参考になりましたでしょうか?
corneでは、修理などのアフターケアも責任もってやらせていただきますし、革のお手入れについても革に合わせて、アドバイスさせていただきますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
1回使うと、病みつきで手放せなくなる魔法のミニ財布「millefoglie」があなたの「財布ライフ」を楽しくしてくれることを願ってます。
全色では無いですが、参考までに経年変化のサンプルもご覧ください。参照元:エムピウ公式サイト


これはナポリの6年間ほど使用した後の経年変化です。かなり色が変化していますが、元々は同じ色です。彩度が高いまま飴色に変化していっていることがわかります。


こちらはサッビアの経年変化です。画像では少しわかりにくいかもしれませんが、ナポリと比べると、若干落ち着いた飴色へ変化していきます。


最後にタバコとロゼの変化をご紹介。いずれも光沢が増しているのは共通ですが、ロゼのように少し明るめのカラーはアタリが出て、場所によって変化する濃淡の差も楽しんでいただけます。
ミニマリストにおすすめしたい財布が復活しました