黒のセットアップに赤の帽子のべニューズの隣にはストライプのバルーンが。バルーンにはフランス南西部「BIARRITZ(ビアリッツ)」の文字が入ります。台座には「COTE BASQUE-Climat tempere touto l'annee(コートバスク-一年を通して温暖な気候)」と入り、南フランスらしい雰囲気です。
「le petit baigneurs(ラ・プティ・べニューズ)」は1920年ごろから10年間ほどの期間に、作られた水着姿の女の子の磁器人形です。当時は暖炉の上などに飾られていたそうです。ポップな水着を身に纏い乳白色の肌の女性たちは一様にふわっとした表情を浮かべ優雅に佇んでいます。眺めているだけでバカンス気分にトリップさせてくれる人形たちは細部にアールデコの雰囲気を感じさせ、当時の空気感に溢れています。